文化社会学概论(最终回)方法论③客観性と主観性の乗り越え


量的调査と质的调査の相関関系
メッセージと受け手の解釈
o アメリカのメディア研究→メディアの受け手は受动的だと前提 o 选挙时のメディアキャンペーンの効果测定 o マーケティングの効果测定 o エンコーディング·デコーディング o スチュワート·ホール テレビや新闻などのマスメディアの受け手は,送り手がエン コードしたメッセージをそのまま受け止めているのではない. o 主流的読み:送り手のメッセージをそのまま受入れる. o 交渉的読み:送り手のメッセージの一部を受入れつつ,部分的には 受入れない. o 対抗的読み:送り手のメッセージを全く受入れない.
文化の多様性とアウトサイダー
o 社会空间は复数の文化によって构成されている. o 社会空间を构成する复数の文化のあいだには序列(上下関系)が存 在する. 例えば国公立の美术馆や博物馆に収められている「学校的」 な文化は「高尚」なもの 国や自治体が税金を使って保存するだけの価値がある (普遍的な価値) テレビで流れるヒット曲や専门店でだけ流通するやおいまん がは「低级」なもの 一时的な流行(普遍的な価値无し) o 多くの场合,社会空间における力(経済的支配力や文化的影响力)は,高 尚文化の担い手が牛耳っており,彼ら·彼女らの価値判断が社会全体の価 値判断として通用している. o こうした価値観は,ある种の低级文化を「病理」的なものと判断す る. o しかし,社会空间で本当になにがおこっているかを理解するには, そうした一方的な価値判断を乗り越えなければならない o 逸脱者(アウトサイダー) o ハワード·S·ベッカー
名付けと名乗り
o エティック:研究者があらかじめつくった(思い込んだ)分类法に,研究 対象を押し込んでゆく=外在的分析 o 名付けのロジック o 世间が「私」の価値を决めつけるプロセスを理解する
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o エミック:研究対象の文化の一员がどう解釈し分类しているか,どのよう なルールがあるか,彼らにとってどのような意味があるかを调べる=内在 的分析 o 名乗りのロジック o 「私」が世间における「私」の立场を表明するプロセスを理解す る
エティックな理解の重要性
o 文化を社会学的に理解するには,エミックな,内侧からの视点が不可欠だ として,観察者(自分)が属している文化を知らずに妥当な理解が出来る だろうか 内侧からの视点だけで,社会学的に正しい知识が得られるだ ろうか o 异文化に対するエミックな理解と同様に,じつは自分の属している社会が 持っているルールや価値観自体に対する问题意识も必要となる o このように,自分も含めた社会全体の価値観の分布を把握する上で,エテ ィックな理解は不可欠である. o 问题は,エティックな理解とエミックな理解をどう结びつけるかにある.
文化资本とハビトゥス
ピエール·ブルデュー(←覚えてください)
《场》の力学=排除と序列化 o 《场》の空気を読めるかどうかによって,《场》に参入出来るメンバーを コントロールしている(排除) o 《场》のなかでの评価向上を巡り,《场》に参入したメンバーそれぞれが 竞争している(序列化) o 《场》のなかでの评価向上には,その《场》のなかでのみ通用する特定の 资质(人间関系,知识,作品,技术など)を(お金を出して)获得しなけ ればならない. このように,ある《场》のなかで,その《场》に参加するある人の评価を高め, 维持するために使われる,お金ではない価値基准を,文化资本という. 文化资本のポイント o 経済资本(お金)と同じように,贮めることが出来る. o 物:书籍,CD,DVD,美术品,骨董品 o 制度:资格,学歴,赏 o 身体:作法,振舞い,美意识 《场》の参加者は,そこで流通する文化资本を蓄积したり,投资することで, より高い评価を获得し,维持するための竞争をしている. o 文化资本は,経済资本に比べると普遍的な価値をもちにくいが,时に経済 资本に両替することが出来る o 例えば,高学歴は高収入につながる
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ハビトゥス o 学位や资格のようにモノとしてではなく,身体に蓄积された価値観 o 生まれてから今までに蓄积してきた好き嫌いの倾向 o それと同时に身につけてきた自分の歩みの歴史 o 身に付いているからこそ,好きなものに対して「心を揺すぶられ」たり, 嫌いなものに対して「生理的に受け付けない」などの强い拒否反応がある o 身につけているからこそ,ハビトゥスの存在は意识されない o 竞技ルールのようなもので,试合中はルールをいちいち考えながら 体を动かしているわけではない このように,ハビトゥスはあらゆるヒトに抜き差し难く备わっている. o 问题は,ハビトゥス(身体的な水准で表出する文化的好き嫌い,価値観) は序列付けられていることである. o エティック(外在的)な问いかけは,こうした问题への问いかけを 可能にする. 社会空间のどういう立场にいるヒトが,どういう価値観を持 っているかを関连づけることが出来る. そして,そうした価値観の序列を见直し,あるいはそれに対 して异议を唱える手立てを获得することが出来るかもしれな い
まとめ
o エティック:研究者があらかじめつくった(思い込んだ)分类法に,研究 対象を押し込んでゆく=外在的分析 o 量的调査 o 统计的手法 ハードデータ(固いデータ) マクロの视点 o エミック:研究対象の文化の一员がどう解釈し分类しているか,どのよう なルールがあるか,彼らにとってどのような意味があるかを调べる=内在 的分析 o 质的调査 o エスノグラフィー ソフトデータ(柔らかいデータ) ミクロの视点 o ハードデータとソフトデータの参照関系 o 大势の人间を一斉に対象とする量的调査と,一人一人の人间に深く 関わってゆく质的调査を,临机応変に并用する必要がある. o マクロな动きがミクロな局面にどのように力を及ぼしており,それ に対するミクロな局面での反応がマクロな动きにどのような影响を 与えているか.
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文化社会学が目指すもの
相互理解と対话
o 社会空间は复数の文化により构成されており,それらの文化のあいだには 序列(上下意识)が存在する o 文化社会学は,こうした序列が普遍的なものではなく,序列の上部 に位置する人间にとって有利なように作られた人工的なものである ことを暴くことが出来る 社会的再生产 蛙の子は蛙 亲が高卒の子どもの场合,亲が大卒の子どもに比べ, 大学に进学する可能性は低い ただ単に资金的な问题だけではなく,学校的な知识に 対する好奇心の薄さや,能力不足に対するコンプレッ クスが原因
知识に対する恐怖の克服
学校で教えられるような「正しい」文化から外れてゆくことは,つねに精 神的な苦痛(恐怖)を伴う o 文化社会学の知を获得することで,こうした恐怖を克服する手立て を见いだせるかもしれない o そうした《正しさ》自体がどのようにしてそれ自体を《正しい》も のとして普遍化しており,そうでないものを排除しているか,その 论理を理解することが出来る
お说教めいた缔めの言叶
いずれにせよ,世间に対してこのような异议申し立てを行うには,自分の好奇 心や疑问に対して敏感になり,それについてどん欲に知识を获得して行かねば ならない.文化社会学という《场》もまた,竞争の场であり,そこで自分の声 に耳を倾けるヒトを获得するには,特定の努力と训练と投资を行わなければな らない. o 「どんな行为にでも文化的価値がある」のだから「自分のやってること は正しい」と足を止めてしまうのは简単 o 「どんな行为にでも文化的価値がある」という自分の意见を主张するた めに,必要な知识を获得して前に进もうとすることこそが,文化社会学 の目指すもの

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